
最新の911である Type992。
その911カレラは、現在、すべてがターボエンジンを搭載しています。
しかし、718ケイマン/ボクスターに4.0ℓの自然吸気エンジンを搭載したことから、このエンジンが911カレラにも搭載されるのでは? という憶測が発生するのも無理もない事かと思います。
この件に関して、Autocar UKに記事が載りました。
一生懸命 和訳(と言っても Google翻訳を使っていただけですが)していたのですが、Autocar Japanにも記事が載ったので、
そちらから抜粋します。(^^;
自然吸気エンジンを搭載した718ボクスターと718ケイマンが最近復帰したが、ポルシェのスポーツカー部門責任者であるフランク・ステフェン・ウォライザーは、ターボレスの911カレラの投入はないと述べている。
ケイマンGT4とボクスタースパイダーに搭載され、ケイマン用に調整中の、ポルシェの新しい4.0Lエンジンのカレラへの採用は「現実的ではない」と述べている。
911のリアに搭載するためには、180度回転させなければならず、投資がかかることを理由に挙げている。
GT以外の形で911に搭載する可能性について尋ねられたとき、ウォライザーは「否定はしませんが、可能性は低いでしょう」
「そのようなカレラ用のエンジンが欲しいとは思いますが、研究開発費が高すぎて現実的ではありません」と述べている。
『ケイマン用に調整中』って、GTS 4.0の事ですよね。
いったい、いつのコメントなのよ?
『911のリアに搭載するためには、180度回転させなければならず』ってありますが、718ケイマンGT4に搭載されたエンジンは 9A2evo型で、992カレラに搭載されているエンジンの系列です。
MRのケイマン/ボクスターに搭載するために180度回転させ、尚且つ ターボを取り外し、4.0ℓに排気量をアップさせるというコストを掛けてます。
それこそ、
研究開発費が高すぎて現実的ではない事をしています。
718ケイマンGT4と718スパイダー(←ボクスター・スパイダーではない)の為だけに開発するなんて、そんな非効率な事をするわけがない と思っていたら、案の定 GTS 4.0がラインアップに追加されました。
しかし、わざわざ開発したフラット4と完全置き換え(それもかなりの無駄になりますが)したとしても、ケイマン/ボクスターだけの為にエンジンを新開発するでしょうか?
前述の通り、ベースはもともとRR用に開発したエンジンですから、MR用エンジンをRR用に変更するといっても、
高すぎることは無いと思います。
ポルシェが気にしているとしたら、4.0ℓの自然吸気エンジンをヒエラルキー上、どこに位置付けるかではないでしょうか?
フラット4のみだった718ケイマン/ボクスターならば、GTSというグレードは 車格的にもパフォーマンス的にもピッタリでした。
しかし、992カレラの場合、カレラSは450psあり、4.0ℓNAエンジンは400~420psの為、GTSにするには弱いです。
かといって、素のカレラ(385ps)との間のグレードを新設するのは不自然です。
それでも、私は可能性があると思っているのです。
ヒントは、
991世代で復活させたカレラTです。
991でのカレラTは、素のカレラに対して、『軽量化を図り』、『スポーティな装備を追加』したモデルでした。
カレラTならば、カレラSとは違う方向の、カレラよりもスポーティなグレードとして出しても良いと思うのです。
ポルシェさん、この案、どうですか?
もしも採用するときは、MTモデルもラインアップしてね!
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Porsche | 日記
Posted at
2020/06/17 20:14:13