
本日分のブログは既にアップ済みですが、某ブログを見て一言言いたくなった為、追加でブログを投稿します。
ネタは、一昨日マイナーチェンジが発表されたオデッセイと、販売苦戦中のマツダについて。
みんカラ内で、以下のブログを目にしたのですが……
なぜホンダ・オデッセイはスマート路線から押し出しの強いデザインへ転じたのか?クルマもいまや「インスタ映え」の時代へ
マツダ「マツダスピードは2度とない」。だがそれでいいのか?マツダは誰も望まないプレミアム路線をやめるべき(マジ)
私は別意見ですが、意見は人それぞれ違いますので、例え主張は違っても他人の意見は尊重したいとは思います。(←トランプ大統領ではないので…)
ただ、この方のブログは 設定によりコメントが出来ないようになっています。
うーん、他人の意見は受け付けないってか?(汗)
という訳で、タケラッタ的意見を書いちゃいます。
まず、新型オデッセイの新しいフロントマスクです。
今回のマイナーチェンジで、押しの強いフロントマスクとなりました。(ちなみに、氏のブログでは ”フルモデルチェンジ” と書いていますが、フロント部を大幅に変えたものの ”マイナーチェンジ” ですから)
氏は「アクの強いデザインを持つクルマ」が売れており、それは”映える”車が求められているからだ、と。
確かに、アルファードなどはギラギラなグリルの押しの強いフロントマスクを持っており、売れています。
ですが、販売ランキング1位のヤリス(及び ヤリスクロス)はギラギラグリルは持っていません。
そもそも、氏も ヤリスとフィットについて触れていますが、そこでは ヤリスの方が ”アクが強い” とも ”映える” 車だからとも言っていないんですよね。
私は、「アクの強いデザインを持つクルマ」が売れるのは、大型ミニバンが顕著であり、自己顕示欲が強いクラス特有のものだと思っています。(カスタム系のフロントマスクVerがある軽自動車に関しては、”他人と違う車” を望む層に売れていますが、カスタム系が全てではない)
トヨタRAV4とホンダCR-Vの勝敗も、氏が言うようなCR-Vの「スマートでオシャレ」なスタイリングが受けていないのではなく、内装のチープさと、相反する高価格ゆえに CR-Vの商品力が無いだけだと思います。(あと、CR-Vのフロントマスクはめっちゃアクが強くて、「スマートでオシャレ」とは思えないんですけど……)
そもそも、「スマートでオシャレ」が受けないのなら、ハリアーは売れない筈ですよね。
まあ、氏のオデッセイ考は、何と言うか、間違いだらけですからねぇ。
初代オデッセイ開発時、「ミニバンといえどもホンダらしい重心の低さ、躍動感」を目指したと書いていますが、実際にはアコードと同じ生産ラインに流す為にルーフを高く出来ず、当時のワンボックスカーでは常識であった後席スライドドアも採用できなかったという、妥協の産物でした。
全高をさらに低くした3代目&4代目を高く評価していますが、実際にはライバルの広い車内に対抗する為、ホンダもエリシオンを開発せざるを得なくなり、5代目オデッセイは、このエリシオンと統合するモデルとなりました。(高い全高やスライドドアなど、ほぼエリシオンの後継車だったが、ネームバリューのあるオデッセイの名が残った)
最近のホンダデザインって、クロームメッキやアクリルパーツを多用したギラギラグリルの車ばかりですが、殆どの車が受け入れられていないと思います。
果たして、新しいオデッセイの顔が受け入れられるでしょうか?
続いてマツダ。
氏の主張のメインは、マツダスピードの必要性の様で、クルマ好きとして そこを反対したくは無いのですが……
氏は、ハイパフォーマンスモデルに開発費をかけたとして、ちゃんと回収できるのかを考えたんですかねー?
メルセデス・ベンツのAMG や BMWのM を例にしていますが、AMG や M に匹敵するモデルとなれば、相当の開発費が必要ですよ?
それをマツダの規模でやれっていうのは、無茶としか思えません。
また、マツダのプレミアム路線に関しても批判しています。(って言うか、それなら AMG や M を例に出すのはおかしと思いますけど……)
「マツダのプレミアム戦略は世の中にマッチしていない(そもそも誰も求めていない)」と言ってバッサリと切っており、価格競争力が無いから売れないんだと。
それはある意味真理であります。
そりゃ、安けりゃ売れますよ。
でもねぇ、価格競争を始めたら、マツダ地獄に逆戻りですよ?
マツダは商品力の弱さから、低価格で売らざるを得ず、台数を稼いでも儲からなかった過去を持っているのです。
それ故の商品力アップ=プレミアム戦略なのです。
売れてない=儲かっていない と言うのはあまりに短絡的な思考。
まあ、プレミアム 且つ 売れる というのが一番なのは言うまでもありませんが。(汗)
MAZDA 3 の販売成績は確かに期待外れです。
夢のエンジンと言われた SKYACTIV-X も、多分に技術先行であり、価格上昇分の性能アップがあるかと言われると厳しいところです。
もう1つマツダの厳しいところは、世の中のディーゼル離れですね。
次世代車であるEVが普及するにはまだまだハードルが高く(高価格や充電インフラ等)、ディーゼルにはまだまだ存在価値は有った筈なのですが、既にディーゼルは”オワコン”というマインドが定着してしまいました。
MAZDA 3 の武器になる筈だった両エンジンが事実上封印された結果、販売を伸ばせていません。
やっぱり、ハイブリッドが無いとダメですかねー。
でも、決してマツダスピード(ハイパフォーマンスグレード)を投入すりゃ解決するっていうものじゃないと思います。
今のマツダは、決して良い状況ではないと思います。
しかし、価格競争を始めてしまったら、きっと淘汰されてしまうでしょう。
マツダは何としても「マツダらしさ」を貫いて、マツダにしかない魅力を磨くしか生き残る道は無いと思います。
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Posted at
2020/11/08 00:02:16