
ブログタイトルとタイトル画像が関連無いとお思いの方、ちょっと待ってくださいね。(ちゃんと繋がりますから)
YouTubeのオススメ動画の中に、何故かランボルギーニ・エスパーダが映っている動画がありました。(あ、タイトル画像のグリーンの車がエスパーダです)
何でオススメ動画にエスパーダ?
先週、ランボルギーニ・ミウラのブログを書く時、“ランボルギーニ・ミウラ” でググったから?(ミウラとエスパーダは同時期に生産されていた車)
いや、動画のタイトルからかな?
旧車なガレージライフはわくわくで困る!? オフィストミタク OLD CARS
今まさに駐車場工事してますから、ガレージとか それなりに検索してます。(汗)
さて、取材対象のガレージにある車ですが、わくわくを通り越していて、完全な変態レベル!
エスパーダだけじゃなく、マツダ R360クーペや
DOHCエンジンを積んでいるサニー(B110)
そして車の全体像が映ってないけど、ホンダ初の乗用車であるS500

(S600 や S800 ではなく、S500 ですからね! めっちゃレア車です!)
ただ、上記の車たちがある場所は、動画のタイトルになっている『ガレージ』というよりは、『作業場』って感じ。
「ガレージライフって感じじゃないな―」と思っていたら、ありましたよ、お洒落なガレージが。
そして、そのガレージの中には……
なんと、フェラーリ BBが2台!(手前が365GT4BB、奥にあるのが 512BB)
ちょっと凄いなと思ったのは、このオーナー、自分で改造して国産のタイミングベルトを使える様にしたそうな。
「もう、タイベルの心配が無くなった」
それは大きいねぇ。(フェラーリはタイベル交換時にエンジンを降ろさないといけないらしいから…)
オイルシールもベアリングも日本製に変更って……確かにジャパン・クオリティの方が信頼できるだろうけど、だからって、そう簡単に変更できるものじゃ……このおっちゃん、何者?
そう言えば、サニーに積まれたDOHCエンジンとか、レア車 ホンダS500のレストアとか……トヨタ2000GTのミッションも転がってたな。
相当優秀な技術者と見た!
ただ、珍しい車とか、凄い技術とか言う前に、単純にこの動画、めっちゃ面白かった。(笑)
この動画の投稿者、っていうか チャンネルは
たぬぐっチャンネル / Atsushi Taniguchi で、この YouTuber も面白い人なのですが、取材対象の、このおっちゃんがとにかく面白い人なのです。
エスパーダにタイガーマスクを積んでいるあたりとか……
(伊達直人の愛車はエスパーダ)
尚更、何者って感じです。(汗)
と思ったら、このYouTubeチャンネル内の別動画で正体が分かりました。
この人、OS技研のエンジニアでした。
このチャンネルのYouTuberがドリフトやってる人で、10年以上使い倒したLSDがどんな状態になっているか、製造元のOS技研に持ち込んだのが始まりの様です。
10年以上ドリフトで使いまくったLSDを持ってメーカーに凸してみた! OS技研
持ち込んだ LSDをバラす為に呼ばれた
おっちゃん チーフエンジニアの富松さん。
ちなみに、左はOS技研の社長の何森さんで、右がYouTuberの谷口さん(たぬぐっさん?)
バラされた LSDの状態、気になります?
気になった方は動画を見てください。(笑)
いや、動画見て損はしません、めっちゃ面白いです。(この人、ホントに凄腕エンジニア? お笑い芸人じゃないの?)
OS技研のトミーとマツ(←自分で言ってた)ワールドはさらに続きます。
【AE86再生計画】旧車に最適なLSDとは!?メーカーに直接聞いてみた OS技研
旧車に最適なクラッチとは?メーカーに聞いてみた!【AE86再生プロジェクト】OS技研
話している内容は、凄くまじめな技術的内容で、興味をそそられるという意味で面白いのですが……トーク自体が大爆笑モノです!
いや、絶対 お笑い芸人でしょ!
吉本の養成所 NSCの何期生ですか? そこで谷口さんと出会ってコンビ組んだんでしょ!!(笑)
しかし、やっぱり、この人(トミーとマツ、もとい、富松さん)は凄い技術者の様です。
っていうか、OS技研が凄いのかな?
私は知らなかったのですが、OS技研ってクラッチやLSDといった駆動系パーツの会社かと思ったら、元々はエンジンのチューニング屋さんだったんですね。
【至高のエンジン音】現代によみがえった神エンジンTC24-B1Z OS技研 旧車
いや、ちょっと違うな、エンジン屋さんと言った方が正確です。
1980年に『TC24-B1』って言う、“幻のエンジン”と呼ばれているエンジンを生み出していました。(そもそも、このエンジンに耐えられるクラッチが無くて、「じゃ、作っちゃえ!」って言って作ったのが現在の主力製品になっちゃったらしい)
1980年って言ったら、スカイラインがまだ『ジャパン』の頃です。
最強グレードのターボでも145PS(しかもグロス値、今のネット値だったら120psくらい?)の頃、TC24-B1 は日産のL28エンジンにDOHC4バルブヘッドを換装、325PSを得ていたそうです。
むむっ、このヘッド、動画の中でサニーが積んでいたエンジンと同じじゃん!(まー、アッチも4気筒ではありますが L型エンジンですからねー)
この TC24-B1 を現在の技術で蘇らせたのが
TC24-B1Z です。
1980年の TC24-B1 が 2870ccで 325ps/33kgfでしたが、排気量アップ(3208cc)と最新テクノロジーの導入で 420PS/40kgf まで引き上げています。
ちょっと待て! 3.2ℓのNAで 420ps/40kgf だと?
おいらのエキシージは、3.5ℓにスーチャーの過給までして 350ps/40.8kgf だぞ!?
しかも、許容回転数が 10000rpmって、CUPカーかっ!
それを、電子制御燃料噴射じゃなくて、キャブレターで実現してるって……
動画後半では、TC24-B1を積んだ車のオーナーが集合。
いずれも箱スカでした。
ベースが L型エンジンなので、L型を搭載している日産車なら搭載は可能でしょうが、エキマニの部品設定が S30 フェアレディZ と箱スカの物しか無いらしい。
まあ、L型ベースで、キャブレターでってなれば、旧車用のエンジンって感じだし、日産の旧車って言ったら この2台だよね。
このエンジンを積んだ車でサーキットを走る動画がありますが、めっちゃいい音してます!
なんか、いいなぁ~。
最近、大黒PAに行っても旧車ばっか見てるけど、旧車に目覚めたか?
もしかして、買っちゃう?
お値段は……
ははは、無理~っ!
YouTube でエキゾースト音を聞くぐらいで我慢しよーっと。
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