
モナコGPウィークという事もあり、某Web記事のマネをしていますが、如何でしょうか?
まー、特に評判を気にしている訳ではありませんがね。
と言う訳で、需要の有り無しを気にする事も無く、またしてもモナコGPネタのブログです。
昨日、日曜日の決勝が雨になりそうという事で、かつての「雨のモナコGP」について紹介しましたが、雨のモナコと言って思い出されるレースには、1984年のレースもあります。
伝説のF1レーサーであり、モナコ・マイスターと言われたアイルトン・セナのデビュー年に、弱小チームのトールマンで、「赤旗が提示されなければ優勝したかも」な、あのレースです。
でも、こちらは有名な話なので、今日のブログは、その2年前の やはり雨絡みのレースで、昨日のブログに書いた1996年以上にドタバタだった、1982年のレースについてです。
この年のF1はターボ全盛となっており、フェラーリ、ルノー、そして ブラバムが強いシーズンでした。
ただ、モナコGPは、前戦のゾルダーでの悲劇(ジル・ヴィルヌーヴの事故死)があった為、フェラーリはピローニのみの1カーエントリーでしたが。
レースは、P.P.を獲得した ルノーのアルヌーが飛び出し、トップを独走しますが、14周目にスピンを喫し、リタイア。
代わって首位に躍り出たのは、アルヌーの同僚のプロストでした。
レース終盤になると雨が降り始めましたが、2位に約30秒の大差をつけていた為、誰の目にもプロストの勝利は確実かと思われましたが……
残り3周となったところで、トップを独走していたプロストがストレートで単独スピン&クラッシュ。
労せずしてトップに躍り出たパトレーゼ(ブラバム)でしたが、パトレーゼまでもがロウズ・ヘアピンでスピン。
パトレーゼは、クラッシュは免れましたが、ほぼ手中に収めていた筈のF1初勝利が手元から零れていきました。
最終周、トップはフェラーリのピローニ。
周回遅れと絡んだ影響でフロントノーズを失ってはいましたが、あと一周マシンを持ってくるだけで、勝利はピローニのものになる筈でした。
しかし……
ピローニのマシンは、トンネルの中でストップ……ガス欠でした。
あろうことか、2位のチェザリスまでもがガス欠でストップ。
残り3周になってから、トップに立った者が次々と消えていき、なかなかゴールラインに優勝者が戻ってこないというドタバタ劇。
伝統のモナコでF1初優勝を飾れる筈だった、失意のパトレーゼが戻ってきました。
しかし、ゴールラインで最初にチェッカーフラッグを受けたのはパトレーゼだったのです。
この時、パトレーゼは自分が優勝した事に気付いていませんでした。(当時は無線が無かったからねぇ)
なお、2位と3位は、ガス欠でストップしたピローニとチェザリスが入りました。
少しだけ余計に燃料を積んでいれば、優勝出来たんですがねぇ。
皆さん、ガソリン残量には気を付けましょうね。(←えっ、レベルが違い過ぎ?)
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F1 | 日記
Posted at
2022/05/28 23:56:48