
F1という、GP期間中は24時間不眠で働かせるようなブラックな業界でも、夏休みは有ります。
そんな、サマーブレイクに入る前の、前半戦最後のGPであるハンガリーGPにおいて、4度のワールドチャンピオンを獲得したセバスチャン・ベッテルの引退が発表されました。
フェラーリから離れた時もそうでしたが、移籍先のアストンマーティンのマシンが一向に速くならないので、常に引退の噂が付いて回っていましたが……こうして実際に引退のニュースを聞くと寂しいですねぇ。
スポーツ選手にとって、年齢による衰えというのものは避けて通れないものですが、ベッテルに関しては数々の『最年少記録』を樹立した選手だけに、尚更の思いが有ります。
ベッテルは、元々レッドブルの育成ドライバーでしたが、2006年からBMWザウバーのサードドライバーとしてレンタル移籍する事となりました。
えーと……誰?(笑)
2006年の鈴鹿でも、金曜のフリー走行で走ってますね。
2007年の第7戦 アメリカGPにて レンタル先のBMWザウバーからF1デビューすると、デビュー戦でいきなり入賞(8位)し、当時の
F1史上最年少入賞記録を更新(19歳349日)しました。
ちなみに、前戦のカナダGPで BMWザウバーのクビサが大クラッシュ、アメリカGPの欠場を余儀なくされた為、代役でのF1デビューでした。
デビュー戦での走りが認められ、第11戦のハンガリーGPからはレッドブル・グループのトロロッソに戻り、レギュラードライバーの座を得たのでした。
2008年第14戦イタリアGPでは、大雨という特殊な環境ではあったものの、ポールポジションを獲得。
まぁ、弱小チームでもギャンブルが嵌ればポール獲得も……等と思っていたら、まさか翌日のレースでも危なげなく走り切りポール・トゥ・ウィン!
この勝利は衝撃的でした。
何しろ、トロロッソは元々はあのミナルディですからねぇ。(しかも、トップチームのレッドブルですら、未勝利の状態でしたから)
そして、もちろん、ドライバー記録としてもベッテルの優勝は記録ずくめ。
21歳73日は 当時の
最年少優勝・
最年少表彰台ですし、
ポールポジション獲得の最年少記録 21歳72日はいまだに記録保持者です。(マックスが更新できませんでしたからねぇ)
その後は、2009年にはトップチームのレッドブルに昇格。
2010年には 23歳134日で
最年少チャンピオンを獲得すると、2013年までレッドブルと共に4年連続でチャンピオンを獲得し続けました。
しかし、2014年に現行のハイブリッドPUが採用されると、レッドブル&ベッテルの勢いが無くなってしまいます。
翌年、フェラーリに移籍し、同じドイツ人であり、憧れの存在でもあったミハイル・シューマッハが成し遂げたフェラーリの黄金時代の再現を目指しますが……
まぁ、シューミの頃はロス・ブラウンやロリー・バーンがいましたからねぇ。(イタリアに本拠地を構えるイギリス・チームの様なものでしたから…)
イタリア・チームのお家騒動(お家芸?)で、ベッテルの望んだような結果とはならず、2021年はアストンマーティンへ移籍、そして 今期いっぱいでの引退となりました。
1987年生まれのベッテルは まだ35歳。
引退するにはまだ早い気もするのですが……
それでも、今のF1はフェルスタッペンを始め、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル等の若手ドライバーが台頭してますから、仕方が無いのかもしれません。
ところで、ベッテルの後任となる、来季のアストンマーティンのドライバーは誰?
フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)
国籍: スペイン
生年月日: 1981年7月29日(41歳)
えーとぉ……
今日のブログタイトル、何だったっけ?
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Posted at
2022/08/02 13:07:22