
あの娘をペットにしたくって
ニッサンするのはパッカード
骨のずいまでシボレーで
あとでひじてつクラウンさ
ジャガジャガ飲むのもフォドフォドに
ここらで止めてもよいコロナ~
意味もなく『自動車ショー歌』で始まりました車変態ブログ。
別に小林旭が好きなわけではありませんよ。(まあ、自動車名繋がりって事で)
本日は販売店のマルチチャンネルによる兄弟車についてです。
いよいよトヨタも全車種併売化に舵を切り、レクサスを例外とすれば、全メーカーが販売店網を1つに絞る事になりました。
しかし、昔は中堅メーカー以上は複数の販売系列がありました。
日産は、ブルーバードを扱う日産店を筆頭に、サニー店、パルサー店、セドリック等のモーター店、そして旧プリンス系車種を扱うプリンス店の5チャンネル。
ホンダは、シビックのプリモ店、アコードのクリオ店、スポーツ系のベルノ店の3チャンネル。
三菱だって、ギャラン店にカープラザ店の2系列を持っていました。
マツダに至っては、バブル期に拡大路線を取って、マツダ店の他に、ユーノス店、アンフィニ店、オートザム店、そして フォード系を扱うオートラマ店の
5系列を有した時期がありました。
いずれも場合も、販売系列ごとに個性を出した車を出す事で、ユーザーに多様な選択肢を提供する事が出来、一方で販売系列同士で競争する事で販売数を伸ばせるなどのメリットがありました。
もっとも、それだけの販売系列を維持するにはお金も必要で、前述のマツダの5系列化は、
マツダを経営危機へと追いやったのですけどね。
そんなわけで、かつて存在したマルチチャンネルによって生まれた兄弟車のお名前です。
まず、最強の兄弟車と言えばこれ。
マークⅡ3兄弟です。
マークⅡ
チェイサ―
クレスタ
セダンが売れない現在では考えられない事ですが、3兄弟合わせれば毎月2万台以上という驚異的な売り上げを誇っていました。
セダンが売れなくなり、チェイサー、クレスタは姿を消し、マークⅡはマークXとして心機一転を図りましたが、今年の12月にその歴史を閉じる事になりました。
スプリンターも忘れてはいけない兄弟車ですね。
写真の80系は Sexyスプリンターとして、当時は無敵の最多量販車だった本家カローラに迫る売り上げを記録しました。
しかし、何と言っても車好きにとっては、この代でもFRを残したAE86です。
スプリンター無かりせば、リトラクタブルヘッドライトのトレノも無かったのですから。
トレノが無ければ頭文字Dも無かった!?
トヨタが比較的に兄弟車を上手く販売成績に繋げたのに対し、他メーカーは兄弟車作りに苦労していた様に思えました。
その存在理由に上級車のテイストを利用した日産。
ラングレーはスカイラインの、ローレルスピリットはその名の通りローレルの弟分としてデビューしました。
一時期は健闘しましたが、そもそも上級車の人気がトヨタに押され捲りだったので、弟分としては売りにくくなってしまいました。
そして、マツダの5チャンネル。
ファミリア、カペラ、ルーチェとRX-7しかなかったところに、5チャンネル化ですから、ユーザーどころか自動車評論家ですらついていくのに苦労するくらい、存在理由が希薄な兄弟車が誕生する事になります。
この車、ネットで画像を探すのにも苦労しました。(汗)
カペラから名前を変えたクロノスですら影が薄かったのに、MS-6、MS-8、ユーノス500、800、そして写真のクレフと新車種が増えたので、人によっては存在すら気が付かない車もあったかもしれません。
他にも、ホンダのバラード、アスコット、ビガー、三菱のエテルナなど、名前だけ変えた、存在理由が希薄な車があったマルチチャンネル時代。
いずれも、トヨタの販売力が無ければ成立しない車だったのでしょうね。
そのトヨタも全車種併売化に踏み切ります。
いずれ、ノア、ヴォクシーや アルファード、ヴェルファイアが統合されると思います。
また1つ車の名前が消えていきます。
あなたがかつて乗っていた愛車の名前はまだ残っていますか?
Posted at 2019/12/13 00:15:39 | |
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昔の名前の車たち | 日記