
来季、ミック・シューマッハがF1へステップアップすることが確実視されていますが、ミックと同様 2世ドライバーであるジュリアーノ・アレジは、F1への道が閉ざされようとしているそうです。
ジュリアーノの父親は言わずと知れた ジャン・アレジ、ミックの父親、ミハイル・シューマッハと同様、フェラーリのエースドライバーを長く勤めたレジェンドです。
まあ、フェラーリ在籍11年で72勝(通算だと91勝)を挙げたミハイル・シューマッハと比べると、フェラーリ在籍は5年で、勝利も1995年の第6戦カナダGPの1勝のみと、比べるのもおこがましい感じではありますが……
ただ、ジャンが走っていた時のフェラーリは、マシンが酷かったですからねー。
1992年のF92Aなんて、格下マシンにストレートでぶち抜かれたり……(ちょっと今年と似てる?)
ただ、例えマシンは遅くとも、まるでマシンをねじ伏せるような攻撃的な走りをするアレジは、伝説のドライバー ジル・ヴィルヌーヴを彷彿させ、ティフォシたちに愛されました。
だからでしょうね、息子のジュリアーノは、2016年からフェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加するのです。
ちなみに、この年は、現在のフェラーリ・ドライバーであるシャルル・ルクレールもフェラーリ・ドライバー・アカデミーに参加しています。
ルクレールに先を行かれたものの、ジュリアーノは2017年と2018年にトライデントからGP3に参戦して4勝を挙げました。
昨年、F2へステップアップしたトライデントと共に、ジュリアーノもF2へとステップアップしますが、15位で終えます。
今期はHWA Racelabに移籍しますが、満足な成績を挙げられず、シーズン途中でMPモータースポーツへと移籍します。(ちなみに、このとばっちりで松下信治がMPモータースポーツのシートを失いました)
まぁ、いいチームでないといい成績を挙げられませんから仕方がないかもしれませんが、良いシートを得るには金が掛かります。
ジャンは、ジュリアーノのレース資金を捻出する為に、
所有していたフェラーリ F40を売却したのです。
しかし、チーム移籍も成績改善には至らず、ドライバーズランキングは17位に留まっています。
その結果、フェラーリはジュリアーノをアカデミーから解雇、資金繰りが立ち行かなくなってしまったのです。
ミックの様に、有無を言わさぬ成績を挙げられていればいいのですが、ミックと共に来期のハースF1のシートを得るというニキータ・マゼピンは、億万長者の親父さんがシートを買ったようなもの。
レーシング・ポイントのランス・ストロール(父 ローレンス・ストロールは、息子の為にチームを買収した)といい、大金持ちの息子でないとF1ドライバーになれなくなっちゃったんですかねー。
F40の価格が如何に高騰しようとも、レーシング・ポイントの買収額(120億円~150億円)には及びませんからね。
もしかして、後藤久美子が頑張れば……無理か。(汗)
Posted at 2020/11/12 00:00:11 | |
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