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タケラッタのブログ一覧

2021年01月08日 イイね!

海外メーカーを支援していた日本メーカー

海外メーカーを支援していた日本メーカー昨日のブログで英国車について取り上げましたが、英国メーカーが苦境に陥った中で日本のメーカーが支援していたのを思い出しました。


昨日のブログでも書きましたが、イギリスは英国病によって国家自体が停滞を迎えました。


数多の名車を生んだ英国自動車業界は悉く経営不振に陥り、最終的に、その全てを纏めて国営企業とせざるを得なくなります。


オースチン、モーリス、MG、トライアンフ、ローバー、ジャガー&ディムラー、コヴェントリー・クライマックス、バンデン・プラ、ランドローバー……これらのブランドが国営企業ブリティッシュ・レイランド(BL)となり、再建を目指しました。


この中で、品質向上に成功したジャガー&ディムラーは、ブランド価値を向上させて独立しますが、残ったブランドは、ブランド力も技術力も無く、苦戦します。


そんな中、ホンダが支援の手を差し伸べます。


1981年、ホンダとBLは技術資本提携を結びます。


1986年にはブリティッシュ・レイランドからローバー・グループに改称され、複数のブランドが消滅したものの、主力のローバー車は、ホンダの車をベースにラインナップを拡充しました。


コンチェルトをベースとする ローバー 200


ドマーニをベースとする ローバー 400


アコードをベースとする ローバー 600


レジェンドをベースとする ローバー 800


この時期のローバー車は、日本でも結構見かけました。


まるっきりホンダにおんぶにだっこだったローバーではありますが、ホンダはローバーの株式を20%持っていたに過ぎません。


ホンダは100%子会社でもないのに、一生懸命ローバーを支援していたんですよね。


しかし、ローバーは恩を仇で返します。


1994年、ローバーはホンダではなくBMWの買収を受け入れます。


当然、ホンダとの提携は解消。


1999年にはBMW主導で設計されたローバー75が登場。



ローバー600 および 800の後継車として登場しますが、エンジントラブル、そして劣悪な整備性に伴う高額な維持費などの問題を抱えた車でした。


BMWは、お荷物となったローバー・グループからミニだけを手元に残し、ローバー部門を手放します。


ローバーは僅か10ポンドで売却されました。







似たようなことは、ロータスとトヨタの間でも起きていました。


昨日のブログでも書いた通り、ロータスは創設者コーリン・チャップマンが存命の頃からトヨタとの関係がありました。


1982年にチャップマンが54歳で急逝、またデロリアンの設計に絡んで巨額の損失を出していて、経営難に陥ったロータスをトヨタは株主として支援、生産車にもトヨタの部品が多く使われるようになりました。


エクラ・エクセルにはトヨタ製5速MTなど、多くのトヨタ製パーツが使用されています。





さらには、幻となった “二代目エラン” もトヨタ製パーツを用いて作られる予定でした。

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ロータスX100は、プロトタイプとして1台だけ作られた車です。

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1976年から構想が始まった “二代目エラン” は、当時提携関係にあったトヨタ自動車のエンジンを前提としたM90というプロジェクトで具体化しました。


その後、4A-GEエンジンを搭載したプロトタイプX100が開発されたのです。




ロータスらしいXボーンフレームのFR車にトヨタの4A-Gエンジンを積み、車重はわずか895kgだったそうです。




オーナーズ・マニュアルにはLotus Toyota の文字が。





しかし、X100は量産される事はありませんでした。


ロータスは、1986年にゼネラルモーターズ (GM) の傘下に入り、トヨタとの関係にピリオドを打ちます。


GMグループ時代には、同じGMグループである いすゞのコンポーネンツを使用した二代目エランを発売したものの、やはりFF車ではロータスのイメージとはほど遠く、復活したエランは、販売上も、そして企業イメージ上でも決して成功とは言えず、ロータスの経営危機は続きます。



もし、エリーゼが発売されていなければ、ロータスはその輝かしい歴史を閉じていたかもしれません。









ローバーはホンダとの関係が切れた後、最終的に消滅しました。


ロータスも、トヨタ製パーツを多用する 幻の “二代目エラン” が日の目を見ず、GMグループのパーツを多用した “FFエラン” はコケました。


エリーゼで復活したロータスは、再びトヨタ製コンポーネンツを使って車を作るようになりました。


ローバーもロータスも、ホンダやトヨタとの関係を続けていたら、いばらの道を行く事は無かったんじゃないですかねー。








もっとも、ヒュンダイに車作りのいろはを教えた三菱自動車の様に、完全に逆転されてしまったメーカーもあります。




トヨタも、テスラに出資していた事があります。



そもそも、テスラのモデルSを生産するカリフォルニア工場は、トヨタからNUMMIの工場を譲り受けたものです。


しかし、今や株式の時価総額でトヨタはテスラに逆転されました。


海外メーカーの支援も程々にしないといけないかもね。(汗)
Posted at 2021/01/08 21:16:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月08日 イイね!

通勤時間帯の車の流れ

通勤時間帯の車の流れ昨日は、湘南地方でも暴風が吹き荒れました。(日本海側ほどではないですが……)


屋外管理になってしまった GT2 や エキシージ のボディカバーが風で捲れて外れないか、心配でした。(ボディカバーが擦れてボディが痛んでしまいそうですが、屋外管理になった時点で諦めです)


風対策で ”増し締め” しておきましたが、対策の効果があったのか、朝イチで確認しに行きます。


テレワークになったので、朝の時間も利用できるのがいいですね。


ただ、微妙に遠い駐車場(徒歩15~20分)の為、時間節約の為に近場の駐車場に停めているジュリアで現場まで行きました。


風対策の ”増し締め” が効果があったのか、ボディカバーは問題ありませんでした。(ちなみに、ジュリアの隣に停めてある車のボディカバーは外れていて、後付けGTウィングに辛うじて引っ掛かっている状態でした💦)








さて、 ボディカバーの確認は終わりましたが、徒歩15分の場所に車で行くと 2~3分しか掛かりません。


こんな短時間のチョイ乗りじゃ、車に悪影響があるだけです。


なので、テレワークの始業時間までの間、プチドライブする事にしました。


先日、変速機の話をブログに上げた所為か、マニュアルモードにしてパドルシフトで変速して遊びます。


気が付けば、制限速度40km/hの道で 70km/h近く出してしまっていました。


「ヤバい、ヤバい」


慌てて減速しようと思ってバックミラーを確認すると、後続車がビタ付けでついてきてるじゃないですかっ!


市境を越える主要道路ではありましたが、国道でも 片側2車線の広い道でもなかったのですが……通勤時間帯の車の流れって速いんですね!


時間を有効に使いたいから? 通い慣れた、走り慣れた道だからっていう安心感もあるかもしれませんね。


もう25年以上前の話になりますが、私も車通勤をしていましたけど、こんな感じだったのかな?







そこそこ運転できたので、そろそろ戻ろうと思ってUターンの為に主要道路から一本中の道に入ると、近くに小学校があるのか、大勢の小学生がいました。


いや、その他の場所でも、そこかしこに小学生がいます。


通勤時間帯は、通学時間帯でもあります。


もう少しやさしい運転をしないといけないなぁと思いました。


若い頃はこんなこと考えなかったんだろうけど……人間が丸くなったんですかねぇ。(←体形の事ではない)
Posted at 2021/01/08 09:19:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「@タケラッタ
貼り付けたURLがおかしなものだった…。orz

正しいURLはコチラ。
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/262329/
何シテル?   08/09 13:18
タケラッタです。 子供の頃からの夢、ポルシェを手にしただけでは飽き足らず、遂にロータスまで買ってしまいました。 実用性はないかもしれないけれど、運転する事自...
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