
昨日、セナネタを書いて、その中でおまけとしてレース動画を追加してたりしたのですが、その所為で、YouTubeで1990年代のF1動画を見続ける事になり、寝不足になった私です。(笑)
その中で私的にお気に入りのレースをいくつか紹介いたします。
まずは1991年のブラジルGP。
1991年といえばアイルトン・セナが駆るマクラーレンMP4/6が開幕4連勝した年です。
最終的に1991年のチャンピオンになったセナ。
開幕4連勝といえば圧倒的な勝ち方をしたと思われそうです。
第二戦のブラジルGPでもセナがポールtoウィン。
実況放送でも、最後の数ラップはセナがクルージングをしていると思われていました。
しかし、実際はミッションが壊れ、セナは6速だけで走っていたという大変過酷な状況でした。
ゴール後、全精力を使い切ったセナは自力でコックピットから出る事が出来ませんでした。
続いて1992年のモナコGP。
当時のF1ファンには説明がいらないであろう、伝説のレースです。
1992年といえばナイジェル・マンセル&ウィリアムズFW14Bが猛威を振るった年です。
前年の1991年、セナの開幕4連勝を上回る開幕5連勝で迎えた第六戦がモナコGPでした。
アクティブサスで武装したFW14Bは予選でもフロントローを独占。
スタートでセナがウィリアムズの一角、パトレーゼをかわすもマンセルの一人旅で開幕6連勝は確実と思われた時、当時はピットレポーターだった川井氏からの
「そのウィリアムズなんですが、ピットの方、騒がしいですね。タイヤ用意しています」
というリポートが。
トップを独走していたマンセルがピットイン。
「アイルトン・セナが、遂にナイジェル・マンセルの前に出た!」
このレース、っていうか放送の録画は何度も見ました。
お陰で、マンセルのラップタイム
1分22秒974や
1分21秒598を覚えてしまいました。
ちなみに、この動画、(前編)と謳っているのに(後編)がありません。何故じゃーっ!
3つ目は1993年のブラジルGP。
この年、マクラーレンはホンダエンジンを失い、カスタマー仕様のフォードV8で走る事になり、ウィリアムズFW15Cとの戦闘力の差は歴然。
セナは開幕までマクラーレンと契約を結ばず、結局、1戦毎の契約で出場する事に。
ブラジルGPでも、マシンの力の差は如何ともし難く、プロストの楽勝ペース。
そんなレースが一転したのが、レース中盤に降り始めた雨。
インテルラゴスの雨は降り出すと一気にコースを濡らす。
セナがいち早くレインタイヤに交換したのに対し、ウィリアムズはヒルからピットイン。
プロストは無線が不調で、ヒルがまだピットにいると勘違いし、スリックのまま走り続けた。
1コーナーで待っていたのは、コース上でスピンして止まっていたフィッティパルディのマシン。
プロストはコントロール不能で成す術無くフィッティパルディのマシンと衝突。
大量の水が浮いたコースに危険な状態と判断し、セーフティカーが初めて出動。
セーフティカー明けの乾いた路面で、経験不足のヒルをあっけなくかわしてセナが勝利を収める。
喜びに沸く観客席…つうか、みんなコース上になだれ込んできていたし。(笑)
最後に1993年のヨーロッパGP(ドニントン)。
この年、ヨーロッパGPと称してドニントンパークサーキットでイギリスで2回目のレースが開催されました。
(故ダイアナ妃も観戦に来ていましたっけ)
このレースもウィリアムズがフロントローを独占し、セナはシューマッハの後ろで4番手スタート。
決勝はウェット路面でスタート。
ここで発揮されたのが『雨のセナ』
1周目からありえないオーバーテイクを繰り返し、オープニングラップでトップに立ってしまう。
その後も『雨のセナ』は止まらない。2周目には2位に4秒の差をつけてしまう。
この日のドニントンは、雨が降るかと思えば、雲の切れ間から日差しが差しこむ典型的な「ブリティッシュウェザー」
目まぐるしく変わる路面に弄ばれるウィリアムズ勢に対し、セナは的確なタイヤ選択で一時期は全車ラップ遅れにしてしまう程だった。
ちなみに、このレースでのファステストラップはセナが記録しているが、実はこのラップ、セナはピットインしていたのをご存知?
セナがタイヤ交換の為にピットインした時、タイヤ交換の準備ができていないのを見て、そのままピットを素通りしてコースに復帰ました。
実は、ドニントンのコースレイアウトは最終コーナーよりもピットロードを通った方が距離が短くなるので、事実上コースをショートカットした様なものなのです。(笑)
ここで気が付いた方も多いかと思いますが、全部三宅アナなんですよね。
セナと三宅アナって相性良かったんですよねー。
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F1 | 日記
Posted at
2013/11/18 23:48:37