ゴキゲン♪ワーゲン

最近のフォルクスワーゲンのCMで歌われている「ゴキゲン♪ ワーゲン」。
このキャッチフレーズ、ドイツ本社からは反対されていた様ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、フォルクスワーゲンと言うのはドイツ語で『国民車』と言う意味です。Volk（民族･民衆・国民・大衆）のWagen（車）…だから、フォルクスワーゲンと『ワーゲン』と略してしまうと、固有名詞ではなく一般名詞である単なる車という意味になってしまいますから、ドイツ本社が反対する理由もわかります。
日本法人としても、その事は充分承知していて、「多くのみなさまにワーゲンと呼ばれている。それは知りつつも、私どもは短くすることなく“フォルクスワーゲン”とし、私どもからはタブーとして、口にしないという方針だった」そうです。
しかし、今回「長いこと“ワーゲン”という愛称は封印していた。みなさんから60年に渡って呼ばれているならタブーなんて壊してしまい、自らを“ワーゲン”と呼ぶ決断をした」との事。
ワーゲン”の略称を使うことにドイツ本国からは「いったい何を考えているんだ」と言われたが、本国には「日本では勝手にやらせてもらう」と押し通したというんです。

つまり、日本人がフォルクスワーゲンの事を『ワーゲン』と呼んでいるから、今回のキャッチフレーズになったわけですよ。
そして作られたのが新しいCMなのですが…私には物凄い違和感を感じました。
日本人が『ワーゲン』と呼んでいるからなんでしょ？
なんでCMに出てくるのがみんな欧米人なんですか？
日本固有の愛称なんだから、そこは日本人を使うべきでしょ！

出演した欧米人の皆さまは「ゴキゲン、ワーゲンって何？」って思ったんじゃないでしょうか？