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2019年09月19日

フェラーリSUVのライバル

フェラーリSUVのライバル 昨日のブログで取り上げたフェラーリのSUV、プロサングエ(Purosangue)。


AUTOCAR誌では、このプロサングエのライバルとして、いくつかの車を挙げていました。


フェラーリという超高級車ブランドが出すSUVのライバルですから、相手もそれなりのブランドになります。


そんな車たちを紹介する前に、何故、超高級車ブランドがSUVを出すようになったのかを振り返ってみましょう。







そもそもSUVという言葉が生まれたのは最近の話です。


以前は、この種の車はRVと呼ばれていました。


日本では、SUVブームの前に、このRVのブームが起きています。


まだ四輪駆動車が軍用車(所謂ジープ)の印象しかなかった頃、三菱から乗用車ライクな車、パジェロが発売されます。



パジェロが二代目となったあたりで、パジェロ、ハイラックス・サーフ、テラノといった車によるRVブームが到来したのです。


その頃、キャンプなどのアウトドアや、スキーブームなどで、荷室が広く、雪道に強い4WDが重宝されました。








この流れに変化が現れたのが、ラダーフレームを持つ本格的RVではなく、一般的なモノコックボディのライトクロカンの登場でした。


トヨタRAV4。



この初代RAV4は、現行車とは違い、とてもコンパクトな車でした。(テストベットは、当時のトヨタの最小車種であるスターレットがベースでした)








この流れを世界的潮流とした車が、やはりトヨタのハリアーです。



もっとも、世界的にはレクサスRXであり、海外市場では高級車ブランドのRVだったのです。



この頃から、オンロードでの使用となる車にRV(レジャー・ヴィークル)なる呼び名は相応しくなく、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)なる呼び名となったのです。


レクサスRXの大ヒットを受けて、ドイツ御三家(メルセデス・BMW・アウディ)あたりがSUVに本格参戦してきました。


しかし、まだ、その他の高級車ブランドにまでは、この流れは至っていませんでした。








決定打となったのが、ポルシェ・カイエンの成功です。



一時期、経営不振だったポルシェは、ボクスターの成功で一息ついたところでした。


そんな折、VW-アウディグループとして、同時期に登場するVWトゥアレグのプラットフォームが使える立場にあったポルシェは、北米のポルシェユーザーが、スポーティなSUVを欲しているというマーケティング結果から、スポーツカー・メーカーである自らがSUVを商品化する事を決断、これが大成功を収めたのです。


ポルシェが見つけた金脈を、世界中のメーカーが倣ってSUVを開発するようになるのです。


ボルボ、ジャガー、アルファ・ロメオという高級車メーカーから、ベントレー、ロールス・ロイスという超高級車メーカー、果ては、ランボルギーニ、アストン・マーティンという、超高級スポーツカーメーカーまでもが、SUVに参戦する事になったのです。








もっとも、このSUVの一大ブームは、功罪相半ばなのですが……


SUVが売れまくる中、セダンが売れなくなってしまいました。


北米フォードのように、セダン販売から撤退してしまうメーカーまで現れました。


さらにセダンが売れなくなると、スポーツタイプの車の開発も滞る事になります。


セダンならば、まだ、スポーツセダンとクーペを同じパーツで作ることが出来ますが、SUVとなるとそうはいきませんからね。


かくして、スポーツカー 冬の時代へと至ってしまったのでした。








おっと、話が脱線してしまった。


SUV界のラスボス、フェラーリ・プロサングエのライバルとしてAUTOCAR誌が 挙げていたのは……





ランボルギーニ・ウルス



フェラーリのライバルとしてランボルギーニ……当たり前すぎて何の捻りもありませんが、まぁ、確かに、お互い一番意識する車でしょうね。


もっとも、ウルスの場合、見てくれはランボルギーニですが、エンジンはランボルギーニらしくないV8ターボ。


プロサングエに噂通りV12が積まれたら、ウルスは旗色が悪いかもしれません。





アストン・マーティン DBX



正式発表はまだですが、プロサングエより一足早く、2019年12月デビューが噂されています。


正式発表前だけに、詳細は不明ですが、こちらもプロサングエ同様、V12搭載っていう噂があるようです。


次のボンドカーは、このDBXでしょうか?





ベントレー・ベンティガ



こちらは、現状の最上級SUVと言っていい車でしょう。


この車にも12気筒エンジンが搭載されていますが、V12ではなく W12エンジンです。(V8もあるよ)


6リッターW12型エンジンの最高出力は635ps。


このエンジンにより最高速は公称306km/hと、ランボルギーニ・ウルスの305km/hを上回ります。(しっかし、SUVで300km/hオーバーって……)





どの車も、さすがはフェラーリ様のライバルと目されるだけの事はあります。


しかし、AUTOCAR誌は、もう一台ライバルの存在を挙げていました。


それは……













ロータスのSUVです。



いくら英国車好きのAUTOCAR誌とはいえ、ロータスとフェラーリを同列に語るか?(汗)


はっ! まさか、ロータスも12気筒エンジンを搭載するんじゃ!?(←無い無い)
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Posted at 2019/09/19 22:50:23

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この記事へのコメント

2019年9月20日 5:57
おはようございます( ・∀・)ノ
背の高いクルマで300km/hオーバーねぇ…。
ひっくり返る事故でも起きたら、また車名ではなく社名が放送されるんでしょう(-_-;)

背の高いクルマならば、Kの1BOXで十分かな☆
( ^∀^)
コメントへの返答
2019年9月20日 7:01
おはようございます♪
背も高いし重量も重い…。
事故った時の破壊力は相当なものでしょうね。

こういう車を求める人たちは背の高い車ではなく、お値段の高い(高級な)車が欲しいだけだと思いますよ~。(笑)

プロフィール

「@タケラッタ
ちなみに、最近V6エキシージの在庫が増えた気がするが、何か理由があるのか聞いてみたら

「電動ロータスのフェアを開催し、その時の乗り換えです」

だって。

エキシージ乗りがEVに乗り換え?
ちょっと信じられないんだが…」
何シテル?   05/02 04:38
タケラッタです。 子供の頃からの夢、ポルシェを手にしただけでは飽き足らず、遂にロータスまで買ってしまいました。 実用性はないかもしれないけれど、運転する事自...
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