
無冠の帝王と聞いて、あなたは誰の事を思い浮かべるでしょうか?
人気や名声は抜群だったけど、タイトルとは無縁だった清原和博選手?
K-1で常に優勝候補の筆頭に挙がりながら、結局優勝できなかったジェロム・レ・バンナ?
私なんかだと、あしたのジョーに出てくる カーロス・リベラ なんかですけど……(汗)
ただ、車関係(つまり カーレース)で無冠の帝王と言えばこの人
え? 分からない?
それじゃ現役時代の写真を……
あ、やっぱり分からない?
まぁ、最近の人は知らないですよね。
かく言う私も、写真だけじゃほぼ分かりません。
何しろ 1961年に現役引退した方ですから。
そんな、歴史上の名レーサー、スターリング・モス卿が 4月12日にお亡くなりになっていたのですね。
スターリング・モス
1950年に始まったF1選手権に 1951年から参戦したモスは、1962年シーズンが始まる前、事故で重傷を負い、実働11年で引退します。
同一年代に5度のF1ワールドチャンピオンとなった ファン・マヌエル・ファンジオ がいたりで、シーズン2位が4度、3位が3度と、チャンピオンにはあと一歩届きませんでした。
ただ、この成績は、勝てるマシンに乗っていなかったからとも言えます。
1955年にメルセデスに乗って、ファンジオに次ぐシーズン2位になっていますが、メルセデスに乗ったのはこの1年だけ。
そんな関係もあり、メルセデスはモスをイベントに駆り出したりしていましたが……
私はどちらかというと、メルセデスと言えばファンジオという気がするのですがね。
まぁ、存命だったのがモスだったので、モスを駆り出すしかなかったのでしょうけど。
ちなみに、ファンジオと言えばアルファロメオだろ? という気がしないでもありません。(笑)
ファンジオがアルファロメオなら、モスはマセラティと縁が有りました。
ただ、マセラティに乗っていたと言っても、1年フルにワークスに乗っていたのは1956年のみ。
以後は、ヴァンウォールやクーパーなど、戦闘力に劣る英国製マシンで参戦していました。
それだけに、母国イギリスでは大人気だったそうですが、ジム・クラーク や ジャッキー・スチュワートがスコットランド人だった為、特にイングランドでは、もはや英雄と言って良い存在でした。(ああ、そういう意味では、上のハミルトンとの2ショットはイングランド人の英雄2人って事になりますね)
タケラッタは史実としてしか知らない偉人ですが、こうしてブログに上げる為に調べると、如何に偉大な人物なのかが分かりました。
ご冥福をお祈り致します。
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F1 | 日記
Posted at
2020/04/15 20:54:20