
74カレラRS。
昨日、大黒PAにて みん友さんとの話の中で、この車の話題が出ました。
え? 73カレラ じゃないのかって?
確かに 73カレラは有名で、901世代、通称“ナロー” に存在した、グループ4のホモロゲーションを取得するために生産された
911カレラRS2.7 は、オークションでも驚くような価格で取引されています。
しかし、74カレラは あまり聞きませんよね?
むしろ、964世代の カレラRS の方が、漫画『彼女のカレラ』などの影響もあって、良く知られている感じがします。
話題にあがらない 74カレラ は、評価が高くないのかと言えば然に非ず。
実は、74カレラ は生産台数が少な過ぎて、話題にあがる機会が無いほどレアモデルなのです。
911カレラRS3.0
通称 “73カレラ” と呼ばれる 911カレラRS2.7 と同様、いや、“73カレラ” で取得したホモロゲーションを維持する為に生産されたのが、この “74カレラ”、
911カレラRS3.0 なのです。
その生産台数は、僅か
109台。
73カレラ が
1580台、964カレラRSが
2051台ですから、如何に少ないかが分かります。
3.0ℓにまで排気量がアップされたエンジンは、最高出力が230馬力、0-100キロ加速は5.5秒と、現代の基準では控えめな数字。(っていうか、“遅い”です)
でも、もしオークションに出てきたら “億” でしょうねー。
いわゆる “ビッグバンパー” スタイルの 74カレラ。
この車の存在を知ったのは 2016年の暮れ。
当時、まだオレンジだった GT2 の
ラッピングをし直すことを考え始めていて、いろんな人に「何色にしたらいいと思う?」と聞いて回っていました。
その中の1人、ポルセンの担当S氏に勧められたのが、74カレラ が纏っていた明るい緑色、アシッド・グリーン(Acid Green)でした。
74カレラのヘリテージカラーと言う事で、991.1 GT3RS に特注色でこのカラーリングを施した車も存在し、ミニカーも作られていました。
ですが、その時は、まさか74カレラが超レアモデルだとは思っていませんでした。
そう考えると、ラッピングのカラーリング、アシッド・グリーンでも良かったかもなー。(笑)
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Porsche | 日記
Posted at
2020/06/22 07:17:53