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イイね!
2021年03月25日

国産メーカーは、テスラに太刀打ちできるのか?

国産メーカーは、テスラに太刀打ちできるのか? 昨日、みん友さん限定のブログでも書きましたが、最近、仕事が忙しいです。


働き方改革が叫ばれてからというもの、残業無しに慣れていたので、21時を過ぎるまで仕事をするっていうのは久しぶり。


それでも、週に一日ある出社日以外はテレワークで通勤時間が掛からない為、まだ楽ではあるし、ブログを書く時間も確保できます。(出社日は、都心への通勤で約100分掛かりますから、ブログを書く気も無くなったけど……)






さて、今日のブログネタは テスラ です。


先週、EVに関するブログを書いたのは、今日のブログの為の前振りだったのか?


そうとも言えるし、そうじゃないとも言えます。


時期的には完全に前振りですが、テスラをネタにしようと思ったのは この動画を見たからなのです。




テスラ モデル3 【レビュー&試乗】値下げしつつ質感アップ!?


黒船来航 に備えよ! テスラ モデル3 【試乗レポート後編】





五味やすたか氏は、テスラやMIRAIを愛車にするくらいであり、電動車に強い興味を持っているであろうことは知っていました。


ただ、今回の 上海ギガファクトリー製のモデル3の大幅値下げのインパクトは、日本の自動車産業への危機と捉えたようですね。


確かに、今回のテスラの販売戦略には驚きました。


ベースグレードのスタンダードレンジプラスが82万円、ロングレンジAWDが156万2000円の大幅な値下げですから。


値下げ幅もそうですが、実際に車を買う時に支払う金額も衝撃的です。


スタンダードが429万円、ロングレンジが499万円、そこに政府や自治体から補助金が出るんですよ!?


東京都民なら、東京都から最大60万円、環境省から最大80万円のEV補助金が出るっていうから、最大で140万円の補助金を貰えますから、ベースモデルなら実質的に300万円を切る値段でテスラが買えちゃいます。


今どき、軽自動車だって売れ筋のスーパーハイト系は200万円を超えるし、2022年3月で生産終了が発表された S660のモデューロX は300万円を超えます。


なのに、プレミアムカーと言っても良いテスラが300万円しないんですから……






ただ、五味氏の心配事は、さらに先の話でした。


テスラは、このモデル3よりコンパクトなハッチバックモデルも発表が控えているようです。


言ってみれば、モデル3は メルセデスのCクラス相当で、登場予定のハッチバックはゴルフ相当です。


そうなると、ハッチバックは車両価格で300万円切り、補助金140万円があれば実質150~160万円で買えてしまう?


そんなん出てきたら勝負にならねぇぞ!


それが五味氏の主張でした。






日本のメーカーは、テスラに太刀打ち出来ない?


そうとも言えるし、違うとも言えます。


え? さっきから、ハッキリしない言い方ばっかりだって?


それじゃ、もう少し具体的に言いますね。


テスラの新車群が大量に押し寄せてきたら、国産メーカーのEVはテスラに太刀打ち出来ないと思います。


ただ、それはテスラの様なEVを作ろうとした場合です。


もう少しお手軽なシティコミューターなら、テスラとの競合は少なく、共存出来ると思うし、そもそも 国産車はピュアEVではなく、HV、もしくは PHV が主流でしょう。


テスラはテスラ、国産メーカーは国産メーカーで、暫くはそれぞれ違う車を売っていくでしょう。


そもそも、商品力としてピュアEVが優れているのは、政府主導の規制によって EVの商品力が相対的に上がっているからに過ぎません。


それに、EV補助金など、販売される車両がEVばかりになったら続く訳がありませんから、価格の有利さも無くなるでしょう。


そうなった時、テスラの脅威に晒されるのは、ピュアEVを売りにする会社だけでしょうね。






それじゃ、テスラの脅威が現実になるのは、エンジン車が禁止される 2030年代なのか?


それもどうでしょう?


先週も書きましたが、ピュアEVは必ずしも環境にやさしいとは言えません。


問題は、車そのものではなく、発電の為のエネルギーの話ですから、自動車会社の努力だけではどうにもならず、国レベルで対処しなければなりません。


まー、10年後なんて土台無理な話です。(突然 、日本国民全員が原発推進派にでもなれば話は別ですが……)


そんな訳で、環境負荷は大して改善されず、経済的な負荷は莫大になる車の電動化は、今言われているよりも、ゆっくりとしたペースにトーンダウンすると、私は予想しています。


だから、ピュアEVではテスラに太刀打ちできないかもしれないけど、エンジン車(HV、PHVを含む)の開発を継続していれば、2050年くらいまでは十分エコな車を作っていけると思うのです。


むしろ、ヨーロッパの各社が EV開発に一生懸命になっていたら、エンジン車の性能で国産メーカーがアドバンテージを得ちゃうかもしれませんよ。


無論、ピュアEV時代が来た時には、ヨーロッパのメーカーに後れを取るだろうけど……
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2021/03/26 01:09:39

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この記事へのコメント

2021年3月26日 8:06
こんにちは。
お仕事がお忙しくてもブログを欠かさないタケラッタさん凄いです。

> 最大で140万円の補助金を貰えます
確かにそうなんですが安いモデル・低出力バッテリーモデルでも満額貰えるものでは無いので購入される方は詳しい方に相談してからorご自分でよくよく調べてからの方がいいですね!
私の時も結局80万円は自宅への給電機能があるもの限定、とかで駄目でしたよ。

あと補助金を貰った以上は最低4年以上乗らないと。すぐに手放すと補助金返せ!と連絡が来ることが稀にあるみたいですよ。

ま、補助金はEVへ興味が沸く切っ掛けになるとは思います。

何にせよ充電インフラの充実がEV普及の鍵ですね!
コメントへの返答
2021年3月26日 13:17
こんにちは。

ま、補助金の記載に関しては、金額の前に“最大” の文字が付いていますからねぇ。(注釈で、欄外にルーペで見ないと読めないくらい小さな文字で書いていないだけマシですが💦)

補助金は、まだまだ普及には程遠い実情のモノの普及を促進させる為のものですからねぇ。
EVが当たり前になれば、補助金は終わりますよね。
この勢いでEVが増えていけば、補助金終了も早いんじゃないでしょうか。
2021年3月26日 12:16
タケラッタさん
こんにちは!
この五味さんの動画見ました。かなり長い時間喋り続けてますよね。(笑)
日本国内の状況は、特に都市部はマンションなどの集合住宅の人も多い為、充電の懸念 でEVへの乗り換えにネガティブになっている人も沢山いると思います。それが主原因なのか、既存国産メーカーのネガティブキャンペーンが原因で洗脳されているのか、微妙ですが、日本でのEV普及率は地を這ってますね。
僕は、日本国内でのEV普及率よりも、海外での(PHV、HV含む)化石燃料車から完全電動車への移行がかなり進んでいった際の日本の自動車メーカーの状況が、めちゃくちゃ心配です。なぜなら、日本国外での販売(輸出、現地生産含め)の割合がかなり大きいからです。日本の自動車メーカー(その日本の自動車メーカーをお客様にしている私のかいしゃも)は生き残れるのか?が本気で心配です。
また、T社は、FCV(水素、燃料電池車)を推進していますが、EVは超強力に非難しますが、推進しているFCVに関するCO2排出量(生産〜廃車まで)についつ、全く公表していません。また、燃料となり水素を作る為に排出するCO2についても全く公表していません。
また、水素充填時間はガソリンと同等のようですが、ガソリンのように何台も連続して水素充填できるかどうかについても、ちゃんと説明していません。(実際には、水素ステーションからクルマには3分くらいで充填できるようですが、700気圧という高圧タンクに充填できるだけの蓄圧は瞬時にはできず、1時間あたりのFCV充填可能台数は2台〜6台との記事もあり、それだと今現在のEVの急速充電と変わりありません。)
この水素生成と圧縮・充填には、火力発電よりも多くのCO2を排出するのではないかと思います。
また、車両の水素タンクには寿命があり、15年で百万円以上の費用で交換、もしくは廃車しなければならないということもあります。
また、T社はEVを作る技術はあると思いますが、電池の調達をどうするのか?全く分かりません。2022年に全個体電池ってホントに実用化できるレベルになるんですかね?
村田製作所?Quantumscape?VWと取り合いになる?
T社がこの先、どのようにしていこうとしているのか、今後注目しています。これによっては、日本沈没となるかどうかがかかっているのではないかと思っています。(大袈裟かも知れませんが:苦笑)

長々と書いてしまい、すみません。

テスラ乗りとして、またT社関連会社社員として、今後5〜10年は凄い時代を経験できるのではないかと、ワクワク、ドキドキ、ハラハラしながら、ウォッチングしています。
コメントへの返答
2021年3月26日 13:54
Okunoさん、こんにちは。

うーん、五味さんに負けず劣らず語ってますねー。(笑)

>既存国産メーカーのネガティブキャンペーン
そんなのありますか?
概ね事実しか語っていないと思いますが。

そもそも、どんな車にもネガは有ります。
EVのネガは何と言っても充電時間でしょう。
もちろん、それだって、自宅で夜間に充電できる環境が有れば気にならない人もいるでしょう。
ネガがあるからダメと言う訳ではありません。

ただ、欧米を中心に、あまりにもEVが全能のように触れ回っているのがおかしいのです。
実際に欧米に住んでいるわけではありませんから、彼の地の実情は分かりませんが、少なくても日本の様に、道路を普通に通過する事すら出来ずに渋滞してしまう程、車が飽和している国で、全車が1台当たり30分も充電に要する事になったら破綻しますよね?
それは自動車メーカーの責任ではなく、国レベルでインフラ整備しないといけないのですが、2030年に間に合いますか?
T社の社長はそれに苦言を呈しているのだと思いますよ。

FCVに関しても、T社はEVに取って代わる物とは考えてはいないでしょう。
選択肢の1つとして開発を続けているだけだと思います。
そもそも、FCVって言っても、エネルギーチャージの方法が違うだけで、動力源で分類すればEVです。
ただ、私もFCVは普及はしないと思っています。
確かにエネルギーチャージの速さは魅力ですが、全国的なインフラ整備は無理でしょう。
何しろ、既に一般的なエネルギーである電気と違って、製造から運搬といった、車への供給以前のインフラもゼロから構築しないといけませんから。(この辺も、自動車メーカーの責任ではなく、国のインフラ整備の話になってきますが)

T社の電池調達ですが、結構考えいていませんか?
中国の電池メーカーと提携(契約だったかな?)したし、Panasonicの電池事業は合弁会社を作って資本参加するし(確か、トヨタの資本が過半数だった筈)
グループ会社の豊田自動織機もバッテリーの開発と生産を行ってますしね。
この辺、EVで先行しながら バッテリー製造技術を手放してしまった日産とは違います。

全固体電池?
どうなんでしょうね?
なかなか製品にならないところを見ると、まだ問題を抱えているのでしょう。
見切り発車したら、ヒュンダイの様に巨額リコールに発展しかねませんから慌てることは無いんじゃないですか?

テスラは進んでいますが、テスラがEVの標準だと思っちゃダメですよね。
EVが欲しい人がテスラに乗るんじゃなくて、テスラが欲しい人がテスラに乗るんだと思います。

テスラは前途洋々かもしれませんが、EVはまだまだだと思います。

プロフィール

「明日から…、と言うか、6時間後には仕事が始まる…
憂鬱だ。」
何シテル?   05/07 03:01
タケラッタです。 子供の頃からの夢、ポルシェを手にしただけでは飽き足らず、遂にロータスまで買ってしまいました。 実用性はないかもしれないけれど、運転する事自...
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