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2021年05月19日

トヨタとル・マン その2

トヨタとル・マン その2 昨日のブログで、トヨタ(トムス)のル・マン挑戦ストーリーを書き始めたのですが、ちょっと後悔しています。


1990年のマシンまで書きましたが、トヨタがル・マンを走らせた車を全て紹介しようとしたら、前/後編でも収まらないんじゃないのか?


個人的に、プロトタイプカーの中で、もっとも美しいマシンだと思っている 84C/85Cを紹介したかっただけだったのですが……



書き始めたら、到底1回で収まる量ではなく、紹介したかった 84C/85Cに関しても 超あっさり目に書いたけど、結局1990年の90C-Vまでで力尽きました。(91C-Vは国内レースのみの出場)





もともと、トムス85Cに話が及んだも偶然で、コロナ禍で あまり車に乗れず、車の話題より コロナの話題が多くなり始めたので、みんカラなんだし車の話題に戻そうと思った為です。


ジュリアーノ・アレジの初優勝のWeb記事を見掛けた時、一瞬 ジュリアーノ・アレジの“ジュリア” の部分だけに目が行って、「あ、コレ、ブログのネタに使えるな!」って思ったのが最初でした。


あ、本当に ジュリアーノ・アレジ には注目していましたよ?


実際、ライブ映像を見たかったのですが、今回に限り(?) J Sports 4 での放送だった為、視聴できませんでした。(私が契約している JCOMは、J Sports 1 ~ 3 までは標準で見られるチャンネルですが、J Sports 4だけ有料チャンネルなのです)


ジュリアーノ・アレジ → トムス → トムス・85C と来て、連想ゲームのように書き始めた トヨタのル・マン挑戦ストーリー。


まあ、書き始めたからには、最後まで書き上げるとしますか。





1992年 トヨタ・TS010



ラリー車用の4T-Gターボエンジンから始まったトヨタのCカーの歴史は、同じく4気筒の3S-Gターボを経て、88C-Vからはレース専用エンジンの V8ターボを積みますが、これが全くモノにならず。

そこでトヨタは、1992年から全く新しいコンセプトのCカーを作りました。

今まではずっとターボエンジンでしたが、TS010では 当時のF1エンジンのような 3.5ℓ V10 のNAエンジンを搭載しています。

名称も、今までの“**C-V”から “TS***”に変わりました。

この“TS”という名称の由来は、デザイナーの「トニー・サウスゲート」からだとか、当時のトヨタ会長の「豊田章一郎」氏からとか色々と言われていましたが、普通に「トヨタ・スポーツ」みたいですね。


ル・マンでは、プジョーには及ばなかったものの、2位でフィニッシュしています。



ちなみに、この年のルマンでは、ワークス(トムスGB)のTS010以外に、Trustなどから 92C-Vもル・マンに出場しています。

トヨタ・92C-V






1993年 トヨタ・TS010



1993年も引き続き TS010 でル・マンに挑戦したトヨタ。

残念ながら、プジョーの牙城は崩すことが出来ず、プジョーの表彰台独占で終わります。(TS010の最上位は4位)


なお、この年も トヨタ・93C-V(中身は 実質 91C-V)も出場していて、5位と6位に入っています。

あれっ、もしかして 91C-V を熟成させた方が結果は良かったのかな?(汗)

トヨタ・93C-V






1994年 トヨタ・94C-V



この年、トヨタはル・マンのワークス参戦は行っておらず、サード、トラストから2台の94C-Vがエントリーしたのみです。

1993年一杯でグループC規定が終了したため、LMP(ルマンプロトタイプ)クラスでの参戦となっています。(実質的には、91年のCカー“91C-V”なんですけどね)

ただ、グループC消滅はライバルにとっても条件は同じ。

トヨタが、Cカー(91C-V)ベースの車をLMPに仕上げれば、ポルシェ勢は962をGTカー(LMGT)に仕上げての出場でした。(一応、GTは『量産車両』が原則だったものの、実際には公道走行可能なナンバーを取得した車両が存在すればOKだった)

94C-Vは、サード・チームの車が、残り約1時間というところでトップを走っていたものの、ミッショントラブルで後退、結局 2位に終わりました。(ちなみに、トラストは4位)





1995年 ……

この年のルマンは、プロトタイプカーではなく、LMGT勢の争いとなりました。

トヨタの車両も、MR2ベースの“SARD MC8-R” や スープラが出場はしていましたが……

何と言っても、この年はマクラーレン F1 GTRを抜きには語れません!



ル・マン初出場のマクラーレン F1 GTRは、何と総合優勝を含む 上位5台中の4台を占めたのです。

まー、トヨタと関係無いんだけど、日本人初の総合優勝となった関谷正徳選手は、トヨタでル・マンを走っていたトヨタ系ドライバーって事を記しておきます。





1996年 ……

この年のル・マンにも MR2(MC8-R) や スープラが出場していますが、トヨタのワークス参戦は無しです。

この年、耐久王者のポルシェが911 GT1でワークス参戦を再開しました。



911を名乗っていますが、中身は別物で、エンジンをリアに搭載したRRではなく、いかにもレーシングカーというミッドシップです。

ワークス・ポルシェは表彰台(2位、3位)を得ますが、表彰台の頂点はヨーストに奪われました。(ちなみに、ヨーストのマシンは、トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)が ジャガー・XJR-14のシャーシをベースに ポルシェ962Cのエンジンを搭載して、アメリカのIMSAのクラスであるWSCのマシンに仕上げたという、訳の分からん車でした)





1997年 ……

この年のル・マンも、ヨーストが 昨年と同じマシン TWRポルシェ・WSC-95 で勝利しています。



トヨタ車はって言うと、この年もワークス参戦は無し。

MR2(MC8-R)が参戦を続けたものの、残念ながら予選落ち。

なお、この年、日産がR390でル・マンに復帰しました。



実情は、TWRが1990年に開発した ジャガー・XJR-15 なんですがね。



ホントは、この年も勝った TWRポルシェ・WSC-95 をベースにした車を TWRに開発依頼したけど、最終的に XJR-15 になっちゃったのだそうな。(汗)





まだまだ終わりそうもないので……



-つづく-
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Posted at 2021/05/20 00:22:38

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