
昨日のブログで、ロータス・エミーラの動画を取り上げましたが、その中で“ロータスなのに1.4トン!?”的な事を書きました。
ロータスと言えばライトウェイトスポーツカーと考えているので、1.4トンというのは「もはやロータスとは言えないのではないか?」と思ってしまったわけです。
まー、V6エンジンを搭載し 1トンを超えるロータスに乗っている私が何を言ってるんだって話もありますがね。(汗)
何回か書いたと思いますが、ロータス好きは「パワーよりも軽さだ!」と言う人が多いです。
その手の人はスーパーチャージャーによる絶対的なパワーよりもNAを好みますし、中にはローバーエンジン搭載モデルに拘る方もいらっしゃいます。
ポルシェ好きの方に分かり易く例えてみると、『ローバーエンジン好き≒空冷好き』ですかねぇ。
おっと、話が逸れてしまいそうだ。(笑)
ライトウェイトスポーツカー好きにとっては、
モアパワーよりもとにかく
軽い事が必須なのですよ。
エンジンパワーが小さくても…なんて言っちゃう人にとって、
豪華装備や便利装備が付く事は重要ではないんですよ。
なので、ライトウェイトスポーツカー好きが、新型が出たというだけでロータス・エミーラに乗り換えるかというと、そういう事は有り得ないと思うんですよね。
まー、年齢的にエリエクに乗るのが辛くなった“元ライトウェイトスポーツカー好き”はエミーラ買うかもしれんけど……。(汗)
さて、そんな“車変態”なライトウェイトスポーツカー好きは、ロータス車以外には興味を持たないのでしょうか?
いやいや、そんな事はありませんよ。
ラディカルや、
KTM X-BOW……
……は、さすがに無いかな。(汗)
ライトウェイトスポーツの中で、今でも新車で購入出来る車としては
アルピーヌA110 が有ります。
実際、A110は登場時にロータスと比べる記事も多かった様に思います。
ただ……
ちょっと違うんですよねぇ。
1.8ℓの過給機付きエンジンを搭載しているので、エリーゼのガチのライバルの様でもありますが、車重は1110kg……エリーゼではなく、416psのV6エンジンを積んだエキシージの方と同じ車重なんですよ。(エリーゼの車重は880kg)
エリエクには無い便利装備が付くから、重くなるのは仕方がない?
いや、“車変態”なライトウェイトスポーツカー好きは、そんなものを求めていないんですよ。(笑)
A110に関しては、ルノー・ディーラーで
登場間もないA110の試乗をしています。
その頃は まだ高性能版のA110Sが出ていなかったとはいえ、試乗したA110は
“普通の乗用車”としか感じませんでした。
まぁ、過激すぎるロータスでディーラーに乗り付けたので、どうしてもロータスと比較してしまいますからねぇ。
A110を試乗した結果、改めてロータスの魅力を再認識ただけで終わりました。(汗)
しかし、もしもケイマンで乗り付けていたら ライトウェイトスポーツとして感動していたか? と問われれば それも無かったと思います。
確かにケイマンよりは軽いでしょうが、車の出来としてはケイマンの方が上でしたし。
強いて言うなら、ポルシェとロータスの2台持ちが出来なくなった時、ある程度軽く ある程度実用性もある車として 候補の一台にはなるかなー。
もう1つ、A110が響かなかった理由として、2ペダルのDCTだったからというのも有ります。
何度も書いていますが、私はMT好きです。
まぁ、同じ車を「MTにする」という理由だけで買い替えた男ですからね。(笑)
でも、A110はDCTしか設定が無いのだから仕方がない?
もしこのクラスの車でDCTを許容するなら、私は
アルファロメオ 4C の方が良いです。
アルファロメオ 4C は、以前
4Cスパイダー に乗っていました。
その4Cスパイダーは、あまりの爆音で手放してしまいましたが、爆音になる要因の一つが DCTであったからなのです。
当時の環境(借りていたガレージ)は、登り坂をバックで登らないといけない構造になっており、クリープ現象を再現していないDCT(アルファはTCTと呼んでいましたが)では、かなり吹かさないと登っていってくれなかったのです。
車庫入れの度、あまりの爆音に(大家さんの家の)ご近所さんが窓を開けてこちらを覗き込むのを見てご近所迷惑を痛感し、売却してしまいました。
今、自宅の敷地に作ったガレージは 坂を上る必要が無いからそれほど爆音を轟かせる事も無いでしょう。(まぁ、静かではありませんが…)
4Cの爆音が何とかなりそうと言っても、それでA110より 4Cの方が良い理由にはなりません。
確かに4Cは A110より軽いのですが、それでも 1060kgとエリーゼの軽さには及びません。
その一方で、パワーは240psですから 300psのA110Sの方が性能的には上です。
それなのに何故、4Cなのか?
それは、まず屋根が開くから。(つまり、4Cといっても『4Cスパイダー』の方 限定です)
もう1つの理由が、
カーボン・モノコックです。
カーボンと言っても、ランボルギーニ等が採用しているフォージドカーボンではなく、F1 や ラ・フェラーリなどの億クラスの車が採用するプリプレグ・オートクレーブ方式で作られています。
まるでレーシングカーの様なペダルレイアウトも相まって、車内を見ているだけでウットリします。(←うーん、変態度が露呈してる💦)
ハッキリ言って、約800万円の車に採用する代物ではありません。
実はディーラーに4Cスパイダーを見に行った切っ掛けになったのが、このカーボン・モノコックを採用している事でした。
それだけに、4Cを売却する時は悲しかったです。
条件さえ合えばもう一度……等と考えた事も、一度や二度ではありません。
とは言え、じゃあ、他の車を手放すのかと言われればそれも惜しいので、4Cスパイダーを買い戻すことは無いかとも思っていますがね。(笑)
あ、そうそう、ロータスと比べて走りがどうなのかって話ですが、カーボンとアルミの材質の違いでしょうか、4Cの方がよりカッチリしている感じで、ロータスは“いなし”が入る感じがします。
どちらが走って楽しいかと言えば、個人的にはロータスの方がしっくりしてるとだけ言っておきましょう。
結局、私が考える ライトウェイトスポーツカー像って、ロータスになっちゃうんですよね。
ロータスに比べれば A110ですら普通の車だし、唯一 気になる 4Cスパイダー はライトウェイトスポーツカーの資質とは違う部分(カーボンモノコック)に惹かれてるだけなので……
そんなロータス(エリーゼ・エキシージ)や アルファロメオ4C も既に絶版車。
もう2度と手に入らない車は、これからも価値が上がっていくんでしょうね。
皆さん、買うなら今ですよ!
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2022/06/10 12:35:26