
本日もEVに関するブログです。
100年に一度の大変革期にあると言われる自動車産業。
EUによるエンジン車の販売禁止は一先ず見送られましたが、基本的には主流はEVへと移行していくのでしょう。
その事で、我々ユーザーが自動車に向ける思いも変わっていくと思います。
トヨタ自動車の現社長である 豊田章男氏の言葉に、
「数ある工業製品のなかで『愛』がつくのは車だけ」と言うものがあります。
自動車だけではなく、冷蔵庫や洗濯機を購入する際にも、消費者は各社の製品についてカタログで吟味し、より良い製品を購入します。
しかし、選び抜いて購入した冷蔵庫に愛着を持って接する人はいないでしょう。
購入した洗濯機を「愛洗濯機」と呼んだりはしませんし、「みんなの洗濯機ライフ」なるSNSなんて成立しません。
何より、40~50年前の製品を使い続けたり、自分が生まれる前に生産された製品を購入したりするのも自動車くらいのものでしょう。
それは、当時の製品には当時の製品の良さ、“味”ともいうモノが自動車という製品にはあるからだと思います。
しかし、EVに置き換わったクルマは、その時代なりの魅力を将来的に維持できるのでしょうか?
バッテリーやモーターの性能は日進月歩でしょうし、古いバッテリーは劣化もします。
新品に置き換えようにも10年も経てば、当時の規格のパーツなど効率悪過ぎて生産されていないでしょう。
結局、EVに置き換わった自動車は、スマホやPCの様に 世代が変わると性能的に存在価値が無くなってしまうのでしょうね。
あるいは、冷蔵庫やエアコンの様に、効率の良い最新機種に買い替えていくのかもしれません。
「いや、俺は旧い製品を大事にするんだ」と思ったところで、修理代と新車価格が大して変わらないなんていう状況になっているかも。
ここからは、私の想像でしかないのですが……
EVは世代が変わると性能が格段と向上する為、車検の度に新車に買い替える様になります。
数年で買い替えるEVは、中古車になると製品力無い為、殆どが廃車となるでしょう。
数年で廃車になるなら、真面目に耐久性を保証するような製品にする必要はありません。
製品開発時に大事になるのは、高品質よりも開発スピード。
こうなると、日本の真面目なモノづくりはオーバークオリティでしかなく、開発サイクルの遅れとなって、中国や韓国の自動車メーカーの後塵を拝す事に……
国策として、EV普及に舵を切るというのは、自動車生産国=日本を 家電や半導体と同じ道を歩ませる事になったりしないかって思うのだが……。
そう考えると、今の日本の政治家の誰よりも、この人は日本の事を考えていますよねぇ。
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Posted at
2023/03/31 00:35:21