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2023年03月30日

EVが自動車を白物家電化する…

EVが自動車を白物家電化する… 本日もEVに関するブログです。


100年に一度の大変革期にあると言われる自動車産業。


EUによるエンジン車の販売禁止は一先ず見送られましたが、基本的には主流はEVへと移行していくのでしょう。


その事で、我々ユーザーが自動車に向ける思いも変わっていくと思います。





トヨタ自動車の現社長である 豊田章男氏の言葉に、「数ある工業製品のなかで『愛』がつくのは車だけ」と言うものがあります。


自動車だけではなく、冷蔵庫や洗濯機を購入する際にも、消費者は各社の製品についてカタログで吟味し、より良い製品を購入します。


しかし、選び抜いて購入した冷蔵庫に愛着を持って接する人はいないでしょう。


購入した洗濯機を「愛洗濯機」と呼んだりはしませんし、「みんなの洗濯機ライフ」なるSNSなんて成立しません。


何より、40~50年前の製品を使い続けたり、自分が生まれる前に生産された製品を購入したりするのも自動車くらいのものでしょう。


それは、当時の製品には当時の製品の良さ、“味”ともいうモノが自動車という製品にはあるからだと思います。





しかし、EVに置き換わったクルマは、その時代なりの魅力を将来的に維持できるのでしょうか?


バッテリーやモーターの性能は日進月歩でしょうし、古いバッテリーは劣化もします。


新品に置き換えようにも10年も経てば、当時の規格のパーツなど効率悪過ぎて生産されていないでしょう。





結局、EVに置き換わった自動車は、スマホやPCの様に 世代が変わると性能的に存在価値が無くなってしまうのでしょうね。


あるいは、冷蔵庫やエアコンの様に、効率の良い最新機種に買い替えていくのかもしれません。


「いや、俺は旧い製品を大事にするんだ」と思ったところで、修理代と新車価格が大して変わらないなんていう状況になっているかも。





ここからは、私の想像でしかないのですが……


EVは世代が変わると性能が格段と向上する為、車検の度に新車に買い替える様になります。


数年で買い替えるEVは、中古車になると製品力無い為、殆どが廃車となるでしょう。


数年で廃車になるなら、真面目に耐久性を保証するような製品にする必要はありません。


製品開発時に大事になるのは、高品質よりも開発スピード。


こうなると、日本の真面目なモノづくりはオーバークオリティでしかなく、開発サイクルの遅れとなって、中国や韓国の自動車メーカーの後塵を拝す事に……





国策として、EV普及に舵を切るというのは、自動車生産国=日本を 家電や半導体と同じ道を歩ませる事になったりしないかって思うのだが……。


そう考えると、今の日本の政治家の誰よりも、この人は日本の事を考えていますよねぇ。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/03/31 00:35:21

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この記事へのコメント

2023年3月31日 9:04
欧州がBEV一辺倒の旗を降ろしたのは、ある意味で想定内だと思います。私ですら自ずとそうなると思えていたのですから、自動車業界のわかっている人にとっては、(声高には言わないところが多いけれども)必然の流れと思っていたのではないでしょうか。
本質的課題は、今のBEVを構成する技術が根本的に足りていないことにあると思います。今の2次電池においては、その性能そのものの不足のみならず、原材料精製・生成の高環境負荷、リサイクル困難性、地政学的リスクを含めた供給安定性等、課題だらけです。希少金属依存の問題もあり、大化けする必要があるでしょう。また、充電インフラの問題もあるし、増大する電力供給そのものにも問題があります。エネルギー密度の高い液体を車に積む(内燃機関にするか、発電して電気で動かすのかは2次的な話)のが、総合的に優れることをまったく覆せない現状でしょう。
これらを完全とは言わずとも一定程度には解決する必要があり、それを促進したいがために、EUはBEVへ向かう旗を掲げていたんだと思います。が、実際には、背に腹は代えられないように仕向けたとしても、あまりに課題が難しすぎて解決できないものはできないとなり、旗を降ろさざるを得なくなった、、、ということでしょう。
本質的には、これを何とかするにはどうすればいいのか、というところが課題だと思います。困るのは将来の我々なので、多少時間がかかろうともなんとか解決するしかないでしょう。

今のBEVは、おっしゃる通り捨てるしかなくなると思いますね。それか、中身をそっくり入れ替えてガワだけ残す系の改造をするかのどちらかでしょう。まだ、技術が未成熟な過渡期どころか、まだ確立できていない段階にあるといっても過言ではないので、もっと技術的に洗練されたBEVができた後には、極端に陳腐化すると思います。
でもそれは、ある意味昔のガソリン車にも当て嵌まる気がします。1960年代くらいまでのエンジン車ならば、今でも維持できるし普通に乗れると思いますが、1940年代くらいになると設計そのものが洗練されていなくてメンテも難しく、乗り続けられる人はほとんどいないでしょう。車の進化は止まってはいませんが、本質的部分は60年代には確立していてそこから大きくは変わっていないと言い換えてもいいと思います。
そうだとして、車は「乗って動かす」もので「操作に応えてくれる」もので、人間の運動能力を増強してくれる存在(augmented human)であるということが重要な味噌なのではないですかね。BEVになっても、その車が好きならば、愛着が失われることはない気がします。そういう意味で、自分で運転するものである限りは愛着が生まれ、洗濯機と同じにはならないでしょう。「自分で運転しなくなったとき(=完全自動運転)」が、洗濯機と同じになる境界ではないでしょうか?
コメントへの返答
2023年3月31日 18:55
SNJ_Uさん……長いっす!(爆)

まぁ、欧州が自分勝手なのは今に始まった事ではありませんし、自分たちが有利なルールを策定するのもいつもの事ですからね。

今回のBEVの話も、HVは日本勢(≒トヨタ)に太刀打ちできないから、CO2対策の本命は、当初は燃費が良いという理由でディーゼル車だったし(あながち間違いではないですが)、ディーゼルゲートでやらかした後は、一足飛びでBEVへと移行し、トヨタ有利の土俵(HV)での勝負を避けたかったのでしょうが……その土俵は、中国に主導権を握られていたというオチが待っていました。

追い打ちをかける様に、ウクライナ戦争でエネルギー不足と価格高騰で、日々の生活苦に直面すると、環境だなんて綺麗事も言っていられなくなりました。(政治家も、票にならない事はしない)

ただ、欧州の自動車業界が BEV一本化に疑問を持っていたとしても、メーカーとしては商品として売れない物を開発・生産は出来ませんから、開発リソースをBEVに集中させていたと思います。
目論見通りにはなりませんでしたが…

BEV…、と言うか、バッテリーを積んでいる時点で問題山積ですよね。
走行中にワイヤレス給電できれば問題解決しますけど、技術面、コスト面でハードルが高過ぎる…
とは言え、EVは若い技術ですから、これからどんどん良くなっていくと思います。
ただ、進化の幅が大きければ陳腐化も速い。
車はエモーショナルな製品ですが、陳腐化した製品には愛着は湧かないでしょう。
「30年前、初月給で買った初めてのPCをまた使ってみたい」なんて言う人はいないと思います。
まぁ、初代マッキントッシュを手に入れたいっていう人はいるかもしれませんが…💦

あと、自動運転車に関する私の意見ですが…
「だったら、タクシー頼めばいいんじゃね?」です。
自分で運転しない車の為に、高い維持費(税金、保険、駐車場代、etc...)なんて払いたくないです。(爆)

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