桧家住宅 から回答書が来たわけですが、回答書に対する意見書を作成してみました。
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頂いた回答書に対し、以下のコメントをさせて頂きます。
1.タイル施工の精度並びに品質について
タイルの品質につきましては、メーカー(LXIL)による検証を行いましたところ、品質に何ら問題はございませんでした。また、外壁タイル出隅部の施工精度について、目地幅に若干の開きが生じておりますのは製品特性上との事で施工不良に起因するものではございません。但し、出隅部以外でご指摘を賜りました目地幅の施エ不良につきましては、是正対応をさせていただき工事は完了しております。因って請負業者としての義務の履行は十分に果たしておりますので、誠に遺憾ではございますが外壁タイル再施工については致しかねます。
タイルの品質は問題にしていません、施工精度を問題にしています。
出隅部に関してLIXIL側にも確認致しましたが、製品精度を施工でカバーすべきものと回答を得ました。
本件、現場で御社の社員にお伝えしましたが、「施工精度は桧家で定めた品質を満たしており、問題無い」との事でした。

出隅部以外でも、施主としては到底満足できない仕上がりですが、「桧家品質を満たしている」との事で、明らかに歪んでいる部分以外は、是正対象ではないとの事。
「桧家品質」とは何でしょう?
誤差は何%まで許容するなどの具体的な数値の提示を求めましたが、それもありません。
極論すれば20mm幅のタイルに対し『目地幅 0mmでも、5㎜でも桧家品質で定めた制度の範囲内でございます。あしからず』とでも考えているのでは?と思ってしまいます。
なお、『是正対応をさせていただき工事は完了しております』とありますが、2023.06.09になっても是正工事は完了しておりません。
2. スイッチニッチについて
図面通りの施工が出来ない状況下(筋交いによる制限等)においては、阻害要因のご説明及び代替案のご提供を適宜行うべきではございましたが、現場判断にて対処してしまった件につきましては、弊社といたしましても大変遺憾に存じます。ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
2点の疑問があります。
契約当初からスイッチニッチ設置を依頼したのに、何故
“図面通りの施工が出来ない状況” になるのでしょうか?

そして、何故
施主検査(2023.04.15)の直前(2023.04.10)に判明するのでしょうか?
私には、そもそも
『図面にスイッチニッチが存在していなかった』としか思えません。
また、
『大変遺憾に存じます』の一言で済むと思っている事が信じられません。
3. ハイベストウッド材誤使用について
部材の誤使用につきましては、日頃より細心の注意を払っておりますが、不手際がございました事深くお詫び申し上げます。これを機に、適正な品質維持管理が行えるよう、管理体制を整え、再発防止に努めて参ります。
『日頃より細心の注意を払って』いるのに、何故『一階不可』の建材が一階部分に使用されたのでしょうか?

何故 施主が指摘するまでそのまま放置されていたのでしょうか?
また、2022.11.03に指摘したにも拘らず、何故 回答が 2022.11.10 まで掛かったのでしょうか?
そもそも、『細心の注意を払う』事には、建材に記載された文字を確認する事は含まれないのでしょうか?

ハッキリ言って、品質管理以前の問題です。
お詫びだけではなく、納得できる説明を求めます。
4、外壁タイル開口部の施工方法(縦貼り)について
ご要望をお伺いせずに施工してしまったとのこと、誠に申し訳ございませんでした。営業・工事の関係者間の連携強化を図り、お客様満足度の更なる向上を目指し、より柔軟な対応ができるよう努めて参ります。
タイル施工方法が勝手に決められただけではなく、「内装打合せ」、「電気設備打ち合わせ」も一日しか時間が与えられず、満足に検討する間もありませんでした。
特に内装打合せに関しては、コーディネーターに相談しようと思って行ったのに、
「悩んでないでサッサと決めろ」と言わんばかりに催促されている感じでした。
『お客様満足度の更なる向上』とありますが、ハッキリ言って
満足度はゼロです。
『更なる』という単語が聞いて呆れます。
【追加】
5.遅延損害金について
遅延損害金の算定方法として、以下の説明がありました。
・契約工期180日(1/25)段階で、建物請負代金の23%が未完成部分
・約款上「発注済又は現場搬入済の工事材料」の請負代金相当分は差し引く
未完成部分の
23%や、
「発注済又は現場搬入済の工事材料」の具体的な内容提示が無く、桧家側が勝手に言い分を通しているだけに感じます。
桧家側の約款を盾に遅延損害金をケチるのであれば、せめて具体的な内容を示すべきではないですか?
「完成していなくても手を付けておけば良い」という考えがタイル施工不良に繋がっているとしか思えません。
6.スケジュール管理について(顧客の要望無視)
今回の建設工事では、工期の遅延が無いよう
2022.09.05の時点でスケジュールの提示と予実管理を行う様お願いをしましたが、全体スケジュールが出てきたのは最初の完成予定だった2022年12月を過ぎた
2023.01.12でした。
そのスケジュールも、年内は無理 → 2月中旬を目途 → 3月中旬 とズルズルと遅延。
その度に「遅延が見えてきた時点で報告せよ、遅延を報告する場合は同時にリスケした計画を示せ、すぐに計画を示せない場合はいつまでに計画を示せるかの期日だけでも提示しろ」と要求するも、それも無し。
ようやく
2023.04.15に施主検査までこぎつけたものの、上記のスイッチニッチは未完成。
桧家住宅には、
工期の遵守という考えは無いのですか?
先日、TBSテレビの「がっちりマンデー」でHINOKIYAの社長さんが出演なさっていましたが、
「受注件数増、利益増で ガッチリ!」と仰っていましたね。
番組を見ていて
「納期を守れない数の受注(受注件数増)をして、遅延しても遅延損害金は払わなければ、そりゃ儲かるわ!」と思いました。
本件、問題個所の写真と共にマスコミ各社に問題提起として送らせて頂きます。
--------(ここまで)--------
この意見書は、昨日のあり得ない対応の後だった事もあり、怒りに任せて書き殴ってしまいました。
一日経って冷静になった今では、これではいけないなと思いました。
「もっと、書き足さねばっ!」
遅延損害金に関しては、極力支払わずに済む様に周到に対策している(約款に記載している}ようだし(遅延のリカバリ対策は皆無だけどな)、訴訟に関しても法的には勝てると思ってるんでしょうね。
しかし、こういう事を続けていると、顧客の信頼は失う(*)し、クレーム対応の矢面に立たされる社員のモチベーションも下がると思うんだが。
ヒノキヤが大事にしているのは、
顧客満足度(CS)や
従業員満足度(ES)ではなく、
社長満足度だけなんでしょうね。
*:顧客の信頼
桧家住宅の評判について、こんな口コミがありました。
https://www.e-kodate.com/bbs/thread/351501/res/12001-12300/
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2023/06/11 01:03:00