ロータスカーズが5月31日、ロータス初のEVハイパーカー Lotus Type 130 を7月16日にロンドンで公開すると発表しました。
Type 130に関しては、4月の上海モーターショーでも開発している事を発表していましたが、今回はボディの一部を見せるティザーイメージや、短い動画も公開されています。
EVハイパーカーの噂は、昨年あたりから聞かれていましたが、ロータスの車が1000ps級だとか、価格が3億円だとか、想像できないんですけどねぇ。
昨日のブログで、ロータス ディーラーの担当と車談義をしたと書きましたが、Type 130の話題も出ました。(2人とも、今回の発表があった事は知りませんでしたが)
ただ、2人ともType 130に関しては肯定的な意見はありませんでした。
その時、担当が言っていたのは、「フェラーリやランボルギーニはスーパーカーだけど、ロータスはスーパーカーじゃなくてスポーツカーだよね」と……。(ちなみに、担当に言わせると、ポルシェもスーパーカーじゃなくてスポーツカー)
そもそも、現行のロータス車って、走行性能に直結するアルミ製バスタブフレームの剛性は十分あるけど、FRP製ボディはちょっとした道のうねりでキシキシと軋む音がする……。
フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーはもちろん、ポルシェだってそんなの許されません。
でも、ロータスだと許せちゃう。
もちろん、軋み音なんてしない方がいいんだけど、メーカー側も走行性能に関係の無い部分は確信犯的に目を瞑っている。
そして、我々ロータス車のユーザーも、圧倒的な軽量化が得られるならばと、それを受け入れています。
高額かもしれないけど、高級とは言えない、でも、その軽量ゆえ、飛び切り高性能な車―――それがロータスだと思うのです。
でも、3億円のハイパーカーじゃそうはいきませんよ?
それから、EVとなると重量がかさむバッテリーを大量に積まないといけないので、ロータスの特徴でもある軽量な車は成立しません。
Type 130は最大で130台生産する計画だそうですが、当然、その全ては今までのロータスの顧客層とは違う富裕層をターゲットにするのでしょうが……。
Type 130は今後のロータスのブランドイメージを引き上げる為のイメージリーダーカーとしての側面があるのでしょう。
ロータスの親会社のジーリーは、今後のロータス車をより高級、より大排気量な車へ変えていきたい意向があるようですが……
ただ、それって、ロータスにしかない、唯一無二の魅力が損なわれかねないと思うのですがね。
出来れば、Type 130の開発よりも、NAエンジンを搭載する安価なエリーゼを出して欲しいんですがねぇ。
Posted at 2019/06/03 21:55:33 | |
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Lotus | 日記