
昨日のブログに書いた車、MG RV8という車を 皆様はご存じだったでしょうか?
かく言う私も、車の存在は知ってはいましたが、どんな車なのかと言われると、ハッキリ言ってあまり知りませんでした。
せいぜい、MGBの最終モデル(?)で、当時のローバー社が持っていた V8エンジンを積んだ車ってくらい。
もちろん、購入対象として考えた事などありません。(汗)
まー、それは今後も変わる事は無いのですがね。(無いよね?)
一応、お知り合いが購入した車であり、実車を見せて頂いた事もあるので、敬意を払い、RV8について調べてみる事にしました。
MG RV8 は、英国車の殆どのブランドがローバー社の傘下となっていた頃、1993年から1995年の間、約2,000台が生産されました。
RV8のベースとなっているのは、1962年から1981年まで生産されていた MGB です。
そもそも、RV8は ローバーのヘリテージ部門がMGBのレストア用パーツとして再製造したボディシェルに、初代レンジローバーに搭載していた 3.9ℓ V8を積んでしまった……、それが MG RV8 なのです。
ほぼほぼ絶滅危惧種だったライトウェイト・オープン・スポーツが、マツダ(ユーノス)・ロードスターによって、世界的に人気が復活、一旦は生産終了した MGBシリーズの再登板となりました。
まぁ、リアサスペンションはリーフスプリングで、ブレーキはドラム式と、メカニズムは旧態依然としていましたが…。(汗)
それでも、ウッドとレザーのインテリアは、いかにも『古き良きブリティッシュ・スポーツカー』といった趣を感じさせます。
性能的には、3.9ℓ V8と言えども、OHVという事もあり、190PS、32.4kgf・mと現代のレベルでは大した出力ではありませんが、車両重量 が1130kgですから 必要十分でしょう。
まぁ、速さで選ぶ車ではないと思いますがね。(笑)
当時のライバルとしては、TVRのキミーラがありました。
何しろ、キミーラも RV8と同じV8エンジン(4.0ℓ 仕様)を搭載していましたからね。
ただキミーラは、前後のサスペンションが独立懸架式であり、ブレーキも前後ディスクブレーキを採用していました。
それでいて、価格もRV8より安価、旧き良きブリティッシュ・スポーツとしてどちらを取るか……まぁ、速さを取るならキミーラ、雰囲気を取るならRV8ってところでしょうか。
えっ、信頼性で選ぶならどっちかって?
それを考えたら、両方ともあり得ないでしょ。(爆)
RV8の逸話としては、雨漏りが酷くて オートバイの方がマシ とか、冷却系に問題が有り ドライバーがやけどする とか、現代の車では有り得ない様な話がゴロゴロしています。(汗)
RV8 は、生半可な覚悟では手を出してはいけない車の様です。
RV8は 約2000台が生産されましたが、そのうちの何と8割に当たる約1600台が日本に輸出されています。
やっぱり、日本人って車変態が多いんですねぇ。
車としての完成度は○○ですが、雰囲気はサイコー。
某三浦市のカフェに乗っていくには似合いそうな車です。
どこかに この変態車をお買い気になる勇者はいらっしゃいませんか?(爆)
参考:
【80%は日本が輸入】MG RV8 英国版中古車ガイド
こちら
MGブランドの話題のオープンカー購入者が教えるMG RV8の評価とは?
こちら
おそらく、最良にして最後のRV8
こちら
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/11/01 22:37:44